茨城症候群

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  • 2007年11月15日 23:50

冷たく暗い穴の底で 私はあなたを待っている
暖かな幸せに顔を歪めたあなたが ここへ墜ちて来るのを
私はじっと身体を屈めたまま 笑いを押し殺して待っている

何度この虚ろな夜を 指折り数えて迎えたことでしょう
あなたのいない 寂しい独りの夜
友達だと思っていた月さえも 私を見放して闇に隠れる
あなたのいない 寂しい寂しい独りの夜

きっとあなたは昨日まで 私の怨めしい想いにも気付かず
彼女の作った素敵なシチューを食べていたことでしょう
笑顔で 幸せな笑顔で 私のいない幸せな笑顔で
彼女と微笑みながらシチューを食べていたことでしょう

でも とろけるような幸せは永遠には続かないのです
あなたはとうとう私の元へ墜ちてくる
そして後悔するのです 私への仕打ちを後悔するのです
あなたは今 私の元へと墜ちてくる

さあ 懺悔しなさい 私の目の前で

Goodbye Blood and Rose

  • 2007年11月26日 14:13
  • UFO

こころが真っ暗になると、何も見えなくなります。何も見えなくなりますから、何もできなくなります。ああ、鬱々しい。

ヤマモトさんは私の前からいなくなりました。どこかへ消えていきました。何も告げず、いなくなってしまったのです。もしかすると、私がヤマモトさんを見ることができなくなってしまったのかも知れません。けれどもそんなことはどちらでもいいことなのです。ただ、ヤマモトさんは私の前からいなくなってしまいました。これだけが事実なのです。

ヤマモトさんが消えて見えなくなってしまってから、私はずっと悩んでいました。ヤマモトさんは一体どこへ行ってしまったのだろう、どうして私の前からいなくなってしまったのだろう。四六時中ずっとそうやって悩んでいましたから、次第に身体も壊れていったのです。眠れなくなり、食べられなくなり、痩せていき、話もろくにできなくなり、外にも出られなくなり、そのうち世の中の全てのことを考えることも嫌になりました。けれどもいくらそのように悩んだところで、ヤマモトさんが再び現れることはなかったのです。きっとこれからも同じでしょう。

それならば、私は行動するしかないのです。そう気付きました。悩んではいけないのです。鬱々と悩むことで、行動に枷が付けられてしまうのです。そして行動しなければ、私は悩みの中に永遠に閉じ込められてしまうのです。

もはやヤマモトさんは二度と私の前に現れないでしょう。それでいいのです。それが私とヤマモトさんとの運命だったのでしょうから。それでいいのです。それでいいのです。

さようなら、ヤマモトさん。

影の子どもたち

  • 2007年11月29日 21:20

影の子どもたちが踊ってる ほら すぐそこで
泣き叫ぶあなたを囲んで 楽しそうに踊ってる
らんらん らんらんらん…
あなたを囲む 影の子どもたち

影の子どもたちが笑ってる ほら すぐそこで
恐れ怯えるあなたを囲んで 楽しそうに笑ってる
きゃはは きゃはははは…
あなたを囲む 影の子どもたち

白い夜も更けて あなたは月の上で寝ころんだ
遠くなった星を見て 大きな喜びに小さく泣いていた
冷たく乾いた風が吹いて あなたの声が辺りに響いた

「助けて欲しい 誰か 早く助けて」

影の子どもたちはもういない もう どこにも
悲しい顔のあなたももういない 楽しそうな声も聞こえない
全てが静寂に包まれて…
あなたを奪った 影の子どもたち

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