茨城症候群

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  • 2007年6月 5日 23:50

私はテレビが大好きで仕方がありません。三度の飯よりも、テレビを見ることが好きなのです。しかしいくら三度の飯よりもテレビが好きだと言っても、寝もせずにテレビを見るだけで食事をしなければ体が持たないので、私は渋々食事と睡眠を摂ることにしています。

もしも人間が食物を摂取せずとも生きていかれるのなら、私はどんなに幸せだったことか分かりません。人間は光合成が行えたら良かったのです。ですから私は世の中のバイオテクノロジーの研究者全員に、声を大にして言いたいのです。私の全身の細胞の遺伝子を隅から隅まで組み換えて、私が光合成出来るようにして欲しい、と。光合成のために全身にクロロフィルが発現して肌の色が苔のように緑色になったって構いません。どうせ今の私には惜しむ美貌も何もないのですから。

とにかく私はテレビが好きなので、食事と睡眠時以外は必ずテレビを見ています。必ずです。そうですね、私ほどのレベルになると、もう新聞のテレビ欄を見ずとも頭の中にテレビ欄が埋め込まれているものですから、体内時計と連動してどの時間にどの番組が放送されているか分かるようになるのです。人によってはこの能力を羨む人もいるかも知れませんが、私にとってこれは自慢にもなりません。私が生活を行う上で、必須の能力なのです。

テレビの何がそんなに好きなのかと疑問に思う人は、テレビを真剣に見ていない人なのでしょう。そもそも真剣にテレビを見ることについて、これっぽちも大切なことだと感じたことがないのです。そういう人たちは、この先もそうして冷めた態度でテレビを見ながら一生を過ごすのでしょう。そして最期の時、テレビをもっと真面目に見ていれば良かったという強い後悔と自責の念に襲われながら、深い深い永遠の眠りに就くのです。

人のことを心配し出せばキリがありませんから、私は自分に満足することに留めて他人にあれこれ言うことは止めておきましょう。本当に思慮深い人なら、私が言わずともこれから先テレビを真剣に見ることになるでしょうから。

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