茨城症候群

Home > aha

aha

  • 2007年6月11日 23:59

俺は魔法が使えたんだぜ。本当に。本当に魔法が使えたんだ。

でも誰も信じてくれやしない。俺が「魔法を使ったことがある」なんて言うと、決まってみんな俺を馬鹿にして、あるいは呆れた顔をして、「それじゃ今すぐその魔法を使って見せてよ」なんて言いやがる。あいつら、人の話をちっとも聞いちゃいねえ。俺は魔法が"使えた"って言ってるんだ。"使える"んじゃない。あくまでも使えたのは過去のことだってのに、あいつらは自分の目で実際に見ないと魔法なんて信じようとしないんだ。

魔法を信じないくせに、あいつらは日本からずっと遠く、地球の裏ッ側で起きていることをいともあっさりと信じてやがる。酷いダブルスタンダードと言ったらありゃしない。テレビの映像に映されたアメリカで起きていることが真実だなんて、実際にその目で見なきゃ分かんないだろ?テレビの映像がいつでも本物とは限らないんだぜ。テレビの映像さえあれば、あいつらは何でも信じちゃうんだろうな。

要するにあいつらは怠けてるんだ。何でもかんでもテレビの映像を見て、それで全て知ったつもりになってやがる。怖いことだね。すっかりテレビの映像を信じ切って、流される映像の中の世界がSFでもない事実の世界なのかどうか確かめようともしない。テレビ局が架空の事件の映像を流しても、信じてくださいと言わずとも勝手に信じるんだろう。

まあ別に誰が何を信じようが、俺の知ったこっちゃないね。実を言うと俺はこの世界すら本当に存在しているのか分からないんだから。これは本当は誰かの夢の中で、俺はその中の登場人物の一人に過ぎないのかも知れないんだから。

Home > aha

Return to page top